渋峠
目指せ、国道最高地点!
サマリー
非常事態宣言が解除された10月頭の週末
輪行往路
流石に平野部から自走するのは辛いので、草津温泉の玄関口たる長野原草津口駅までは輪行。高崎線・吾妻線の始発でGO 一応、草津温泉アクセスの特急くさつが都心~長野原草津口で走っているのですが到着時刻が遅すぎるので役に立ちません。かといって高崎まで新幹線ワープしても乗り換えの手間ばかり増えて時短効果は微妙という…結局在来線乗り継ぎが多そう。
草津温泉街まで登る
R292旧道経由で温泉街まで登ります。途中までは旧長野原線・太子支線と並走しますが、国道の対岸を走っているためあまり遺構を確認できません。長野原草津口駅を出てすぐの橋梁跡が一番の遺構です。
周辺地域はかつて鉄山として栄えたらしく、旧太子駅には鉱石を積み込むための施設跡が見られます。駅遺構は見学できるようですが、訪問時は時間が早すぎて閉まってしました、残念。
野反湖方面へ続くR405と分岐すると本格的な山道区間に突中します。多くの交通量はバイパスの方へ流れているためか、道の状態はかなり悪い印象。特に路面が酷いので自転車には辛い。林道みたいな雰囲気でそれはそれで良し。
草津温泉街
非常事態宣言が解除されて初めての週末とあり、多くの観光客で賑わっていましたが、コロナ渦以前と比べると外国人観光客の姿はめっきり見なくなった気がします。
渋峠
こっからが本番!温泉街からも峠までは結構距離があるので気張って行こう!
初めは森林の中を抜ける道が続きますが、突然視界が開けて硫化水素の発生地帯に入ります。駐停車絶対禁止、死ぬ!のヤバイ区間なので自転車で走る身としては結構緊張します。このあたりに付けられた殺生河原という地名もヤバイ字面ですわ。
危険な谷を抜けると写真のような一面の草原地帯。目の前を遮る物は無く、どこまでも眺めが続きます。普段のライドでは中々お目にかかれない爽快な景色です
最高地点から少し長野方へ走ると県境に立つことで有名なホテルがあります。お土産に到達証明書を買いました。
帰り道
駅を出発したときは20℃近くあったのが峠では10℃、寒い!防寒対策を忘れずに。しかも稜線を走る道では遮るものが無く、風も強いので横風に煽られないように要注意。駅まではR292のバイパス経由だったので、綺麗な路面&線形で速度も出ます。楽しい~
長野原草津口駅から下流の区間は10年ほど前に色々話題になったあの八ッ場ダムで、道路&鉄道が移設されています。国道は高速道路と見紛うほどの高規格。草津温泉客輸送専用道路、という感じですかね。自転車で走るなら国道の対岸を走る県道の方がいいです。同様に綺麗な道ですが交通量が圧倒的に少ないよう。
駅に着くころにはすっかり日が暮れてる。渋川~長野原草津口間は往路の登りは輪行でしたが、帰りの下りは自走してみました。さすが天下の草津温泉へのアクセス道路とあり走りやすい道でした。